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この計画は,若いご夫婦のための住宅の計画であるが,一般的な土地よりも外部との関係性が強く,設計密度として住宅の表情に関するスタディも重要になる計画となる.そこで採光の望める方位に対し安易に開かないことを考え,住宅に強い2面性を持たせ,アプローチからソファに座るまでのシークエンスにおいても,メリハリがつくようなプログラム配置とする.「来客者へのおもてなし」と「LDKの開放感」が施主からの要望の柱となり,シークエンスの極端な変化やリビングのボリューム感等は要望に対する解として成立していると考える.今回の住まいがゴルダ(カスク)となり,ここで住まうご夫妻が良質なスコッチのように時間とともに味わいを増し,成熟した素敵な大人となる時間を過ごせるよう考えました.