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雪原の門.
風雪に耐え忍ぶような凛とした外見に構えられたこの門は,大地にしっかりと根を下ろし,北国の過酷な環境に対峙しながらも主を守る姿勢を窺わせる.
大らかに架けられた門の先では,その厳しいアピアランスの印象に比して,人を包み込むようなやさしく暖かな空間が家族を迎え入れてくれる.
境界として切り取られた地上平面には各々に異なる気積が与えられ,全てがひとつながりでありながらも有機的に分節展開を始める.
こうして幾つかの居場所が雪原の中にちりばめられた本題は,北国ならではの「かまくら」のような家となった.