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禅問答のような過程であった.
この空間は本当に自分達に即しているのか,この色や素材は本当に自分らしいのか,最後の最後まで一緒に悩み続けた.
建築における既往の価値観を再定義し,素直に見つめるピュアな姿勢の果てに,繊維強化セメント板裏地の灰色へと辿り着いた.
真摯に建築と向き合った住宅は「家」という領域を大きく超えたように思う.